はるか中国の大地から

日本では春爛漫の季節となり、そちらでも桜が満開とのNHK・BSニュースを見ております。
 3月17日に成田を発ち大連で一泊後、関係者がチャーターした車で丁度4時間かかり、丹東に安着いたしました。
 こちらはまだ寒く、丁度札幌辺りの気温と同じようで0℃〜10℃位です。今朝は水溜りに氷が張っておりました。

 当地は遼寧省の東南部、北朝鮮との国境にある中国最大の辺境都市。鴨緑江を挟んだ対岸は北朝鮮新義州市で、遊覧船に乗ると国境付近まで行けます。また市内高層ビルの上にあがれば新義州市を見渡せます。

ビザ(入国許可)申請時1年間滞在できる就業ビザを申請しましたが、中国は観光とか留学でお金を落としてくれる人は歓迎!歓迎!と歓迎してくれますが、お金をいただくとなればなかなか難しく、私はFビザ(訪問ビザ)で3ヶ月です。一応6ヶ月の約束できましたので、6月初旬に一旦柏に帰り、再度3ヶ月のビザを申請の予定です。

 日本では教員の資格がありませんが、丹東市教育局で認可をいただき、先方ではあと5年中日有効の為在丹して欲しいとおっしゃっておりましたが、とてもそんな歳になるまでは居られません。

 (・・・中 略・・・)

学校の授業は月曜日から金曜日まで、私は朝8時から10時(初級基礎)、午後1時から3時(中級)の担当をしています。初級は「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみなさい」といった挨拶から入り、時間や買い物、訪問、電話での話等に進みます。できるだけ日本語を使ってやっていただきたいとの希望で、時々下手な中国語を交えたりしていますが、細かい文法の説明等は中国人の先生がやってくれます。


それから、中級は高度な日本語で、「今日、東京・世田谷区の地下こうでケーブル火災が起こり、中を通っている電話線など通信ケーブルが燃えて使用できなくなり、大混乱が続いています。・・・」などといった文章で、例えば火災が起きた場所とか地区とか焼けたものは何かなど読み書きを何回も何回も繰り返します。私が習っている中国語と比べてすごいと思います。中級クラスは日本語検定一級資格を取り、大連外国語大学日本語学科を卒業された中国人の先生が主で、私は日本語を読むだけの補助ですが、関西弁が出ないよう苦心しています。

生活のほうは学校責任者夫婦が住む所を探してくだされ、治安のことを含め100%付き添って、特に外食を一人でするのは不可能ですので、夫婦に子どもさんが居ませんので、夜はこちらで一緒に食事をして帰宅されます。

言葉は全然分かりません。一体何年中国語を習っていたのか自己嫌悪に陥っています。生徒に言う言葉は分かってくれますが、生徒からの質問は(中国語での)先生が答えています。6ヶ月経ってもあまり進歩しないでしょう。
と言って落ち込んでいても仕方がありません。生徒が一生懸命習ってくれますので、どちらのレベルが上がるか頑張ります。

また帰国後ボランティアで受付に立ちますので、それまで勝手いたしますが、よろしくお願い申し上げます。

敬具

◇text by I.S
現在、KICのボランティア活動をお休みし、中国で日本語教師として活躍中!。

(No.48 2004/4/10掲載)

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