■ニュヨーク インフォメーションセンター訪問記

かしわインフォメーションセンター(以下、KIC)は何を隠そうニューヨークのインフォメーションセンターをモデルとして作られたということです。では、本場の案内とはどんなものか、ひとつ見てこようということで、タイムズスクエア・ビジターズセンターとニューヨーク市オフィシャル・ビジター・インフォメーションセンターの2ヶ所を職員2名、案内ボランティア3名で訪ねました。

 ニューヨークは確かに以前とは変わっているようです!ミッドタウンでは落書き無し、ホームレスもほとんど見かけない。夜12時近くでも歩いてホテルに帰れるし、ダウンタウン行きの地下鉄も怖くない。タクシーもきれいです。しかも、寿司、うどんはもちろん、お店のディスプレイや若者のファッションも日本を取り入れたものがごく普通に街に存在し、まるで東京の街を歩いているようなリラックス感があったことは、私にとって大きな驚きでした。

 それを支えているのは厳しいセキュリティチェックや、交通の要所、人の集まるところに大勢いる警察官やガードマンたちであることは確かです。しかし、それに加えて、アメリカには「ビジネス改善地区(BID)」制度と呼ばれるものがあり、その活動が安全で清潔で楽しい街をつくるのに明らかな成果を挙げていることも実感しました。そして、今回訪問したタイムズスクエアのビジターズセンターも、このBIDの活動のひとつなのです。
タイムズスクエアのセンターは、世界で一番有名といわれる交差点のまん前、巨大なマクドナルドの隣にありました。内部は、KICの約4倍ほどの広さで、ドアのレリーフ等歴史を感じさせる造り。しかしながら、ピンクやミントグリーンの配色、ネオンを使った表示などはさすがアメリカン!華やかな印象です。観光案内のほかに、各種無料マップ、ガイド・パンフ配布、チケット類やお土産グッズの販売、無料インターネットコーナー、郵便局などがありました。

 他方、市営のセンターは、タイムズスクエアのセンターから5ブロックほど北にあり、ほぼKICと同じくらいの広さで、内部の作りは機能的な印象。こちらも販売関係を除き、タイムズスクエアとほぼ同じ業務を行っていました。

 お国柄ということでしょうか、「どこまでを親切というのか」という点では、私たちの日頃の活動との違いを感じましたが、チケット類やお土産グッズの販売等、KICにもあったらいいな〜と思うことが幾つかありました。また、柏で外国のお客様と接するときに感じた瞬間も、実際にニューヨークでの対応を体験することで、理解できることも多々ありました。

 KICには、出身国を含めさまざまなお客様がいらっしゃいます。各国、各地、それぞれに、そのニーズ、良さというものがあるでしょう。他センターの良い点は取り入れつつ、「かしわインフォメーションセンター」ならではんの味わいを忘れずに、これからも心温まる対応に務めたいと思います。

◇text by マダム K
<ゆでたて・むきたまごの肌>と称される美貌の人。KICの案内スタッフとして活動するかたわら、フリーライターとしても活躍。2児の母でもある。



(No.48 2004/5/25掲載)
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